アフリカ旅行記

ただいまーー!!

と言っても、先々週の月曜日には帰っておりました!

アフリカーーーーッ

5泊8日の旅はかなりハードで、ほとんど飛行機に乗ってました。ヘリコプターを入れると計11回のフライト。一番長い距離は、香港、アフリカ間の13時間。やっぱり、「案ずるより産むが易し」??ちょっと違うか。なんせ、やってみたら思っていたよりも、大変じゃなかった!のです。

しかし、3才の息子を連れた初めての海外旅行。

初めてがアフリカで大丈夫かっ?と、旅行直前に急に怖気付いたのも事実。しかし、行くしかない!と、もう一度勢いつけて、せーーのっ!

24時間以上かけて辿り着いたアフリカ。その足で向かったジンバブエのビクトリアフォールズ。見たことない大きな大きな滝。翌日、ヘリに乗ってそのスケールを目の当たりにする。地球!地球が見える。地球の割れ目に、大量の水が落ちていく。・・・圧巻。

昨日着いたジンバブエを正午には出発。ケープタウンへ向かう。ジンバブエから南アフリカのヨハネスブルク、ヨハネスブルクからケープタウンへの旅程。なんだろ、ボーッとしてたとしか言いようがないのだけれど、、、乗り継ぎで飛行機に乗り遅れた。トイレへ行き、少し本屋に寄った。そろそろ行かなきゃ、とチケットと時計を見たら、出発の15分前!猛ダッシュで、荷物検査を通り、ゲートへ向かう。(ヨハネスブルクは、主要なハブ空港。とにかく広い!)「もう走れない!」くらい走って走って、着いたゲートはclosed。

うそーーーー!!!!

なんとか、スタッフに掛け合ってみるものの、”You missed!”…この一言で、自分の責任を痛感。新しいチケットを買い直し、バゲージをピックアップ。もう一度チェックインする。焦りが滲み出てたのか、空港のハイエナに目を付けられ、すごい勢いで手荷物を持って「こっちだ!早く!」と、案内される。ショックを受けていた私は、「いい人やなー」と人の優しさにほっこり。したのも、つかの間!

チェックインが終わると、20ドルよこせ!と無茶を言ってきた。私は、ひるむことなく「NO!!!!!」たった今大金はたいて新しいチケットを買ったのに、あんたにあげるお金はないわ!と私の気持ちは強かった。

新しいゲートには、もちろん早く向かう。

そこで、次はケープタウンの空港で待つガイドに電話をしなきゃ!自分の電話は使えないし、公衆電話は撤去されてる。隣に座ってた女性に事情を話して、携帯電話を借り、まさかかけることないでしょ、と思っていた「現地の緊急連絡先(英語対応)」に電話する。フライトの変更を伝え、これで一安心と搭乗ゲートをくぐる。あーーーーっ!飛行機の席がバラバラ!そう、1時間前に買い直したチケット。席が3つ空いてただけでもラッキー。とはいえ、3才の息子を一人で座らせるわけにはいかない。そんなこと想像するだけで、涙が出るわ!と、ふと前に並んでいた女性のチケットが目に飛び込んだ。「20D」!?あーーっ!私、確か20Eのチケット持ってる!慌てて確認する。A、B、C、D、E、F、なんどもアルファベットを繰り返し、「わーー!やっぱり隣の席のチケット!こんな目の前に持ってる人がいはるなんて、奇跡!」しかも、女性はお一人だったので、私もお願いしやすく、事情を説明すると快く席を変わってくれた。

夕食までには着く予定だったケープタウンに、夜着いた私たちは、ホテルへ直行。ビールが飲みたいと言った私に、英語もままならない旦那が、ホテルのフロントまで行ってサービスマンを部屋まで案内し、ビールを2本用意してくれた。最高に美味しかったこのビールを、途中で倒し、こぼしてしまった。

そういや、今朝ビクトリアフォールズのホテルで、頬っぺたを蚊に刺されて目が覚めた。あの時から、「ツイテない一日」は、始まってたんだ。

次の日は、早朝から夕方までケープタウン観光。

日本でもよくある「1日バスツアー」みたいなもので、ひたすら観光地を巡る。ケープタウンビーチ、アザラシの島、喜望峰、ケープペンギン、カースデンボッシュ植物園。とにかく忙しなく動く。ゆっくり昼食を取れたのが、よかったな。修行のようなツアーだったけど、その分満足度、いや満腹感はあった。

アフリカに着いて4日目の朝。いよいよ、サファリ(クルーガー動物保護区)に向かう。例のヨハネスブルク空港へ一旦帰り、そこからホットスプリュット空港を目指す。ヨハネスブルクからホットスプリュットは、1時間ほどの距離。朝3時に起きて、4時にホテルを出発。6時に飛行機で、ヨハネスブルクへ。1時間半ほどのトランジットで、午前中にはサファリロッジに着く、予定だった。もちろん早めに搭乗口で待っていた私たち。周りがざわついている。「ん?ん?」おいおいおいーー!まさかの欠航。朝3時に起きてきたのにー!

仕方ない。

次の便が決まるのを待つ。

なんとか、夕方のサファリゲームに間に合うようには着けそうだ。新しいチケットを受け取り、小さな飛行機に乗り込む。さぁ、いよいよ!

ホットスプリュット空港はなんにもない空港で、それがより一層私たちをワクワクさせた。台車をつけた車が、乗客の荷物を運んでくる。赤い土ほこりが舞う。ロッジの車に乗って、両側に広がる大地を進んで行く。急に、車が止まり、「ほら、あそこ!見て!」とドライバーが教えてくれた。

 

ロッジに着くと、10分後にはサファリゲーム出発とのこと。それでも、よく間に合った。早々と準備をして、ゲームカーに乗り込む。屋根のない、いや、窓もなんにもない、ひたすら頑丈なこの車はトヨタ製。この日のレンジャーは、19才の若造で、道無き道の木を、トヨタの車でなぎ倒していく。ここにはここのルールがあるんだろうけど、同乗していたアメリカ人の女の子は、木が倒されていく度に後ろを振り返り、「オーマイガッ」な顔をして何かを両親に訴えかけていた。同感。まともな反応だと思う。

サファリ2日目。そして、アフリカで過ごす最後の日。

早朝6時に始まるブッシュウォーク。

車を降りて、広野を歩く。

野生のサイの親子に遭遇した。その大きさは、想像力を豊かにする。突進してきたら、逃げれないな。サイの親子が、草むらから池へ移動すると、私たちも、のんびりそこへ向かう。なんて雄大な景色、そして時間。自分の足で大地を踏み、歩くことは、こんなに気持ちの良いことだったんだ。この後食べた朝食は、ほんとに美味しかった!

その後、車に乗ってサファリゲームに出発!

私を動物たちのところへ案内してくれるのは、素敵なレンジャー、サム。足跡や、ふん、そして風を読む。前日、木をなぎ倒し、アンテナと無線で動物を探していたヤツとは大違い。でも、午前中のサファリゲームでは、あまり動物に会えなかった。野生は、やっぱり野生で、どこにいるかは動物次第。少し車道(もちろん舗装はされてない)から離れたところにいると、見つけられない。木や草は、ほんとに上手に動物たちを隠す。背の高いキリンや、派手なしましま模様のシマウマは、すぐにでも見つけられそうなのに。

午後のサファリゲーム。私たちにとっては、最後のチャンス。サムに、「キリンとゾウに会いたい!」と何度もお願いする。サムが、すごく冷静にそこへ向かってくれているのがわかる。このプロフェッショナルにも、惚れる。何時間も車を走らせて、「あっ!キリン!」見つけたのは旦那。彼は、とても感覚的に目がいい。うわーー!!大興奮!

それから、4頭のゾウの家族。シマウマ、サイ、ブッシュベイビー、ライオンにも会えた!ライオンは、現地のガイドいわく、ハネムーン中らしく、オスライオンがメスライオンにとても優しい。

大大満足のサファリゲームだった。その後、私たち家族とサムでテーブルを囲む。こないだ行った沖縄旅行で、スキューバーダイビングのライセンスを取った仲間で夕飯を食べた時の感覚を思い出す。旅行中のこういう出会いは、いつも特別楽しい。

 

短くて長いアフリカの旅。

私に、これからまたどこへでも行けるという自由と自信を与えてくれた。さぁ、また「やってみたいこと」チャレンジするぞーー!!